「スラム街の暮らしを肌で感じたい! スラム街の子供たちに夢を与えたい!」と近畿大学の男子学生3名が今月、クラウドファンディングサイト『CAMPFIRE』上でフィリピンまでの旅費25万円の資金支援を呼びかけました。これを受け、ネット上では彼らに対する非難の声があがりました。

 アイディアやプロジェクトを持つ人が、インターネットを通じて資金を募る「クラウドファンディング」というこの仕組み。日本でも市場は年々拡大し、素敵なプロジェクトが数多く形になっています。

 ですが、一方で、企画の内容をめぐりプロジェクトページが度々炎上しているのも事実です。そんなクラウドファンディングをめぐる炎上事件を紹介します。

◆「スラム街の子供たちに夢を与えたい」大学生が軽いノリと無知さで大炎上

 冒頭でも触れた「スラム街の暮らしを肌で感じたい!」プロジェクト。資金支援を呼びかけた男子学生は『CAMPFIRE』内で「スラム街がどんなところか見たい!」「単調な日々を過ごすスラム街の子供たちに夢を与えたい」と発言。

 これに対しネット上では「生きることで精一杯の子供たちに、旅行気分の日本人が夢を語るのはおかしい」「危険すぎる」「自己実現のために子供を使うな」と彼らの無知さと軽率さに非難が殺到。

 資金を支援してくれた人には、リターンとして「旅で撮った綺麗な景色やお気に入りの写真をポストカードにしてお届け」とスラム街に行くとは到底思えない内容の発言もとび出し「旅行するならバイトして自分のお金で行け」と炎上。この企画は中止となりました。

◆世界一周を企画した京都の女子学生も炎上

 2015年には京都橘大学に通う女子学生が「あなたの夢と世界中の子どもの夢をつなげたい」というプロジェクトを『CAMPFIRE』にて発案。資金支援者にスケッチブックを送り、そこに夢と途上国の子供たちへのメッセージを書いてもらい、女子学生が翻訳。そしてそのスケッチブックを持って女子学生が世界一周をしながらスケッチブックの続きのページに訪問先で出会った子供たちに夢を書いてもらう「夢バトン」をやりたいというものでした。

 ところが、公開された資金の内訳に非難が殺到。資金には15万円のカメラ代はじめ、生活費・航空代と彼女の旅行費用のみしか組み込まれておらず「子供たちに何も還元されていない」と議論に。

 加えて、女子学生のFacebookに「将来に悩んでいます。旅が楽しすぎて一生旅をしていたい」「一生遊んで暮らしたいと日々切実に願う」という記述があったこと、募集ページに使われていた写真がまったく関係ない他人の作品だったこと、おまけに「卒業後は関西にて小学校教諭になります」と断言していましたがこの時期に内定が出ているのはあり得ないなど、疑わしい点が噴出しました。

 結局「途上国の子供をダシにして世界一周の資金がほしいのでは」と女子学生のSNSは炎上。プロジェクト自体も中止に追い込まれました。

◆真木よう子はコミケを巻き込んで大炎上!

 炎上するのは一般人だけではありません。2017年には女優の真木よう子が『CAMPFIRE』で「真木よう子、フォトマガジン出版プロジェクト。」という、自身のフォトマガジンをコミックマーケットで販売するプロジェクトをたちあげました。

 これに対しネット上では、一般人が自費で同人誌を作り、頒布するというコミケの場に有名人が参加することへの非難に加え、クラウドファンディングで集めた800万円で制作する作品をコミケで売ることそのものへの批判も加わり炎上。

 最終的には真木よう子がプロジェクトページで「コミックマーケットの昔からのルールや、マナー等、一切勉強をせず安易な気持ちで応募してしまいました」と謝罪。コミケへの参加は中止となりました。

◆お嬢様芸人が学費を調達して炎上

 東大名誉教授の曽祖父を持つ「お嬢様芸人」のたかまつななは、2017年3月に『CAMPFIRE』で当時在学していた東京大学大学院と慶應大学大学院の学費を募りました。

 たかまつによれば資金調達の理由を「お笑い芸人の活動を理由に、親から資金の援助を断られ、資金が底をついたため」とし「若者と政治をつなぐ架け橋になります!大学院で勉強させてください!」と呼びかけました。

 これに対し「お嬢様芸人なのになぜ?」「大学院に通わなくても架け橋になることはできる」と議論が巻き起こりますが、その後143万2901円の資金調達に成功します。

 そのおよそ8ヶ月後の2017年11月にたかまつがNHKにディレクター職で内定したことが報じられると(現在はNHK勤務)、この時のクラウドファンディングの目的からして「支援者への裏切りなのでは?」という声が噴出。「私の中では1本軸が通っていると思うのですが、そう思わせられなかったら、本当に申し訳ないです」とブログでコメントしました。

 主なものをご紹介してきましたが、これ以外にも学生結婚したブロガーが、妻の出産費用を募ろうと『CAMPFIRE』で企画を「下書き」として公開した段階で批判が殺到(結果的に『CAMPFIRE』の審査が通らず)。また、お騒がせタレント泰葉がクラウドファンディングで300万円を目標に出資者を募りましが約17万円しか集まらず、リターンとして約束していたCDも制作されず返金もされずで、出資者が激怒する騒ぎになりました。

 クラウドファンディングでの炎上に共通する特徴として、下記の3つに大別されるのではないでしょうか?

・「自分でそれくらい稼げるのではないか」「自身の金でやるべき」と批判される、つまり資金を募る事そのものの説得力を欠いたもの

・社会貢献といいながらも、つまるところ私利私欲が透けて見えるもの

・偽善、自己正当化を感じさせるもの

 寄付したいと思う人の善意が前提として成り立っているクラウドファンディング。だからこそ、その内容については十分な議論が今後も必要とされそうです。

<文/瀧戸詠未>

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Source: Ameba News

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