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いつから夏はこんなにも暑くなったのでしょう。最高気温の記録を更新したというニュースを聞く機会も増えているのでは? 昔はエアコンは贅沢だと思い節約してできるだけ電源をオンにしないようにしたものですが、昨今の夏の暑さには耐え切れずオンにしている方も多いのではないでしょうか。電気代は気になりますが、健康を害しては元も子もありません。エアコンをつけないと熱中症になってしまうリスクなどが取り沙汰されているというのに、ママスタBBSにこのような驚く声が届きました。
『学校にエアコンがない!』
こんなにも暑いのに、エアコンがない環境に子どもたちが置かれている現状をどう思いますか? このようなママたちの声をもとに学校のエアコン設置に関する実態について迫ってみました。
エアコンのない学校、どれぐらいあるの?

投稿者の方は「学校にエアコンがない!」と語った後、このように続けています。
『子どもたち、大丈夫かな? ちなみに公立小学校。只今の気温35℃。
行政による虐待だわ! 早く冷暖房設置してほしい!』
気温35度ともなると、大人でもその暑さの中エアコンをつけずに過ごすのは厳しいですよね。いくら元気な小学生でも体調を崩してもおかしくない暑さです。しかも実際の気温と体感温度(※)には差があり、気温計が35度を指示していても実際はもっと暑く感じている可能性もあります。
※体感温度とは「体感温度指数」とも呼ばれています。気温だけではなく、湿度や風なども同時に予想し、そこから出た結果を加味して計算した体感の指数のことを指しています。この数値には個人差がありますので、必ずしも正しいわけではなくあくまでも目安として考えるようにいわれています。
参考:日本気象協会 tenki.jp「体感温度指数」
学校のエアコン設置率はどれぐらい?
投稿者の方は公立の小学校に子どもを通わせていると発言しています。しかし投稿者と同じ県内でもエアコンが設置されている学校もあるという声も届いています。ですが投稿者の方と同様に、エアコンがないと訴えている声もいくつかあり、全国的にどれぐらいエアコンが設置されているのかが気にかかるところです。
平成29年度に行われた文部科学省の調査結果
文部科学省では,公立学校施設における空調(冷房)の設置状況について、平成10年度よりおおむね3年に一度調査を実施しています。 最新の調査は平成29年に行われており、その結果を見ると設置数はなんと41.7%となっていました。この数字を多いと思うか少ないと思うかです。この調査のひとつ前に行われた調査結果では29.9%とさらに下回る結果となっていました。これをみただけでもたった3年間で状況が著しく変化したことが分かります。それだけ夏が異常に暑くなっているということではないでしょうか。そう考えるとまだエアコンの設置率が41.7%と思ってしまうのも仕方ありません。
なぜ全ての公立の学校に空調が設置されていないのか

前回の調査からたった3年で11.8ポイントも設置率がアップした現状をみても、現在の夏の暑さは過酷であるということが分かります。しかしそれでもまだ半数に満たないのには何か理由があるのでしょうか。
設備費用の捻出と設置までに時間と手間がかかりすぎる
『学校にエアコン設置するのって予算を組む所から始まり、業者の入札とか設置する順番とかもあるから今から付けると決まっても完了まで2年か3年かかる』
ママスタBBSに寄せられた声には、このようなエアコン設置における学校が抱える現状と問題についての声もありました。やはり一番の壁となるのは予算の捻出です。全クラスに一斉に設置ともなれば、かなりの予算を確保することが必至です。そして次に問題になるのが電気代などの諸経費です。この予算を組む作業にかなりの時間を要するのでしょう。BBSの声を見ていると設置は決定しているけれど、設置がいつになるかわからないといった声もいくつか見受けられました。投稿者の方も以下のように話しています。
『ようやく今年の2月に、市内の小中学校学校にエアコン設置することが決定したそうですが、時期は未定ですし、また数年前みたいに白紙になるんではないかと不安です』
この投稿がエアコン設置の決定が夏に決まってからすでに半年が経過し、年度もまたいでいるとのこと。暑い夏のさなかにエアコンが設置されなければ、一体いつ設置するのでしょう。子どもたちの健康への影響も心配です。
信じられないルールに子どもたちはどうすればいいの?!
ママたちから寄せられた声をみていると、目を疑うような現状がいくつも登場します。
『市議会議員が、小学校にエアコンは必要ない気合で暑さをやりすごせ~みたいな精神論語って炎上してた』
『ボロい扇風機一台みたいで愚痴ってるわ。扇ぐのも禁止だから地獄らしい』
『エアコンなしだし授業中扇ぐのも禁止』
夏の平均気温の上昇傾向が続いている中、現代の状況でこのルールはいかがなものでしょう? なぜうちわなどで扇ぐことが禁止なのか、ママたちも首をかしげるばかりです。エアコンはぜいたく品だなどといわれてしまうと、体力の少ない低学年の子どもや、体力が付きにくい体質の子はどうすればいいのでしょう?
エアコンが設置してあっても使用ルールがある
驚いたのはエアコンがきちんと設置されているにもかかわらず、適切に使用されていないという声も多く寄せられたことです。
『エアコンが設置されていても、稼働基準を満たさなければつかないし、一回に使える時間も決まってる。45分授業なら、15分とかさ』
『つけるにしても○℃以上になったらって決まってて事務員? が教室につけにくるみたい』
『エアコンあってもおととい、昨日と猛暑日だったのにつけてなくて窓開けてるって子どもがぐったりしてた。まだ一度もつけてない。今エアコンつけなくていつ付けるんだって感じ』
電気代や冷房の使いすぎからくる健康被害などを懸念してのことかもしれませんが、やはり一定の気温を観測したらエアコンは稼働させるべきだという声が大多数です。しかし現実は先生によって対応が変わるなど不満の声も後を絶たないそうです。
54年ぶり改定された「教室の望ましい温度」
実は今年に入り、文部科学省に全国各地の教育委員から冷房設置の是非についての問い合わせが相次いでいるとのこと。それは文部科学省が54年ぶりに小中学校の教室の望ましい温度の基準を引き下げたことが要因です。文部科学省は、これまでは「30度以下」だったところを「28度以下」に引き下げました。エアコンの普及や猛暑日の増加などをふまえた結果です。子どもたちも空調が効いたところでの生活が普通になりつつある現在では、この改定は理に適っています。このことを全国で徹底し、エアコンをうまく利用して環境改善に努めてもらいたいです。
学校にエアコンは必要!子どもたちを熱中症から守りたい!
エアコンがないことでおこる健康被害といえば熱中症がもっとも気がかりです。熱中症を引き起こす要因のなかには「環境」があげられていて、エアコンのない部屋にいることも危険であると考えられています。エアコンがない環境下で、ママたちは子どもに保冷剤を持たせたりうちわを持参させるなどできる限りの対策を行っていますが、昨今の気温上昇はそれだけでは乗り越えられません。
『電気料金徴収ってなったら払わないだろうに』
『公立小学校にエアコン付ける場合、誰がお金出すの?』
地域によってはエアコンが設置されると夏休みが短縮されるケースがあったり、発生する電気代などの諸経費をどうするかなど問題は山積みだったりしますが、第一に考えるべきは子どもたちが健やかに学べる環境づくりではないでしょうか? そのために私たちにできることはないでしょうか。
『〇〇県の公立高校ってエアコン費用がないから、今設置されてる殆どの学校が後援会やPTAからの寄付でつけたって聞いたよ』
『こういうときこそ保護者たちがしっかり話し合うべき』
いますぐ変わることは難しいかもしれませんが、保護者が声を上げることで何かが変わるかもしれません。子どもたちのために私たちにできることを考えてみませんか?

文・櫻宮ヨウ 編集・木村亜希

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Source: Ameba News

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