『ラ・ラ・ランド』で史上最年少のオスカー監督となったデイミアン・チャゼルの最新作『ファースト・マン』が、トロント映画祭で上映された。世界プレミアは先のヴェネツィア映画祭だったが、ここトロントでも、評判は上々だ。

史上初めて月を歩いたニール・アームストロングの伝記映画。物語は、アームストロングと妻が、まだ幼い下の子を病気で失うという悲劇から始まる。そういった彼の私生活の部分を取り混ぜつつ、このNASAの月面着陸計画がどのように行われたのか、また、その過程ではどのような外からの批判やプレッシャーがあったのかが描かれていく。

結果的にはアメリカの栄光として歴史に刻み込まれた出来事だが、それまでには8年間もの年月が費やされた。そして、その間、何人もの人々が亡くなっている。誰も行ったことがない宇宙に人を送り込むというのは、それだけ危険を伴うプロジェクトだったのだ。アームストロングも、おそらく帰ってはこられないかもしれないという覚悟をもって、アポロ11号に乗り込んだのである。そこは、ほとんどの人があまり考えたことがなかった部分のはずだ。

今作を撮影する上では、8ミリ、16ミリ、35ミリ、そしてIMAXという、違ったカメラが使い分けられた。その意図について、チャゼルは、記者会見で、「できるだけ当時の記録映像みたいに、粗っぽい感じにしたかった」と述べている。一方で、月に降り立ったシーンではその壮大さを感じられるカメラを使い、俳優たちのクローズアップを多用し、彼らに寄り添うようにすることで、親密感も出した。

アームストロングを演じるのは、『ラ・ラ・ランド』でもチャゼルと組んだライアン・ゴズリング。『月と言えばアームストロング。でも、月と同じくらい、僕はアームストロングについて知らなかった』という。だが、今作の製作にあたり、アームストロングの遺族は非常に協力的だったそうで、『これほどまでに役作りの手助けをしてもらえたことは今までない』と、感謝の気持ちを述べている。

『ファースト・マン』は来年2月日本公開。

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『ファースト・マン』作品情報

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ファースト・マン|映画情報のぴあ映画生活
Source: ぴあ映画生活

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