『ホーム・アローン』や『ハリー・ポッター』シリーズを手がけたクリス・コロンバスがプロデューサーを務めたNetflixオリジナル映画『クリスマス・クロニクル』が配信されている。本作は子どもたちがサンタと力を合わせて危機に立ち向かい、サンタを信じる心を取り戻していくドラマを描いたファンタジーアドベンチャーで、コロンバスは「新しい世代の子どもたちのために、新しいサンタクロース像をつくりだしたかった」と語る。

コロンバスは、脚本家として『グレムリン』や『グーニーズ』に参加し、『ベビーシッター・アドベンチャー』で監督デビュー。前述の作品でヒットを飛ばす一方で、プロデューサーとして『ナイト ミュージアム』シリーズや『ヘルプ 心がつなぐストーリー』など送り出している。

本作は「ある日、私のもとに一冊の脚本が送られてきたところからはじまったんです」とコロンバスは振り返る。「それは『1224』と題したクリスマス・イヴの物語で、サンタは全脚本中、7ページしか登場しないものでしたが、そこに登場するサンタは広告に登場するような太った老人ではなく“木こり”のような大柄の男でした。その頃、私は息子と一緒に『セイント・ニック』というタイトル(“Saint Nick”はサンタクロース伝説の起源のひとつと言われている聖ニコラスの名前から取られた)の脚本を執筆中で、それはサンタをスーパーヒーローとして描いたものだったんです。そこで『1224』に『セイント・ニック』の要素を入れ込んで、全世界の子どもたちが楽しめるようにタイトルを『クリスマス・クロニクル』に改めて脚本開発を始めました」

コロンバスたちが新たに描いた『クリスマス・クロニクル』も12月24日が舞台だ。毎年のクリスマスを共に祝っていた父を失ったテディとケイトの兄妹は、母が急な夜勤に出てしまったため、兄妹だけで留守番することになるが、家の中でプレゼントを運ぶサンタに遭遇。ふたりが家の外に止められていたトナカイのソリに乗り込んだことで事件が発生し、ソリは大破。世界中の子どもたちに届けるプレゼントも見失ってしまう。そこでサンタの存在を信じない兄テディと、憧れのサンタに出会って大興奮のケイトはサンタに同行し、クリスマスの危機を救う冒険に旅立つ。

プレゼントを抱えて目にも止まらぬ速さで家々を移動し、ハイテクなソリに乗ってイヴの夜空を駆けるサンタを一体、誰が演じるのか? コロンバスは完成した脚本を、あのカート・ラッセルに送った。『デス・プルーフ』ではカスタムカーに乗り込んで次々に人間を狙い、『ニューヨーク1997』では悪のヒーロー、スネーク・プリスキンを演じた“反逆児”ラッセルにだ!「この映画では、今まで繰り返し見てきた太っていて“ホーホーホー”と穏かに笑う老人ではなく、新しい世代の子どもたちのために、新しいサンタクロース像をつくりだしたかったのです。とは言え、カートはオファーのほとんどを断ることで有名ですからね。まずは送ったわけです。ところが彼から奇跡的に“イエス”の返事が届いたんですよ!」

ラッセルは単に“出演”を承諾しただけではなかった。「カートはこの役を演じるために徹底的にリサーチをしてくれました。サンタクロースの起源や歴史を調べ、サンタの暮らす北極の家はどうやって完成したのか? 彼はミセス・クロースとどうやって出会ったのか?……彼は膨大なメモを作成し、まるでシェイクスピア劇を演じるように真剣に準備してくれたのです。私は『セイント・ニック』の脚本を書いていた段階で“ひと晩でこれだけのプレゼントを届けるのだから、サンタは身体能力に違いないな”とか考えたりして、これまで以上に魅力でタフで子どもに優しいサンタ像を作り出していたのですが、カートの真摯な取り組みに導かれるように私も作品にのめりこんでいきました」

結果としてコロンバスは毎日、撮影現場に足を運び、カート・ラッセルとアイデアを出し合いながら脚本を磨いていった。「カートは“自分のキャリアの3大キャラクターは、エルヴィス・プレスリー(『ザ・シンガー』)、スネーク・プリスキン(『ニューヨーク1997』『エスケープ・フロム・L.A.』)、そしてサンタクロースだ!”って言ってましたね(笑)」

カート・ラッセルが本格的に参加したことからもわかるように、本作は家族揃って楽しめる内容だが、小さい子どもに合わせて内容をマイルドにしたり、無理に穏かな描写を盛り込んだりはしていない。「私は『グレムリン』や『グーニーズ』に参加していた頃からずっと、子どもだけでなく大人も楽しめる映画にすることを意識し続けてきました。私は夫であり親でもあるのですが“イタズラ好きの子ども”の部分が残っていて“このイタズラはどこまで過激にやれば叱られるのかな?”って追求する気持ちを持ち続けているんですよ(笑)。私自身は『クリスマス・クロニクル』は私が90年代に手がけた作品『ベビーシッター…』や『ホーム・アローン』『ハリー・ポッターと賢者の石』と共通する部分があるな、と思っています」

小さな子どもが楽しめる内容で、大人も、悪のヒーローに熱狂した映画ファンも魅了する『クリスマス・クロニクル』はこれからの季節、さらに観客を増やしそうだ。

Netflixオリジナル映画『クリスマス・クロニクル』
独占配信中

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Source: ぴあ映画生活

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